我々が扱う土砂が堆積した時期と縄文人について

ふとこんなことを思いました。「われわれが採取している火山礫が堆積した時期に、人類は存在していたのか?縄文人はいたのか?」と・・・

ということでちょっと調べてみました。

我々の採取している安平町の土砂は支笏カルデラといって北海道の恵庭岳、風不死岳(ふっぷしだけ)の火山噴火で堆積した土砂なのですが、その時期は、6万年前~4万年前と言われています。

では、「ヒト(ホモ・サピエンス)」はその時期にいたのか?

答えは:YESです。

ホモサピエンスはアフリカで進化し、約6万年前にアフリカをでて地球全体に広がりました。それより以前にアフリカから広がっていたネアンデルタール人は、ヨーロッパ各地や西アジアにまで広がりましたが、残念なことに4万年前までに絶滅してしまいました。つまり、人間の祖先が頑張ってアフリカから脱出していた頃に北海道の安平町では支笏湖周辺の火山が大爆発していたことになりますね。

次に縄文人はいたのか?

答えはNOです。

縄文人は、約1万6000年前かた約3000年前まで現在の北海道から沖縄本島にかけて生活をしていました。北海道の安平町の原野では、この写真にあるように鹿の落とし穴を作って鹿を捕獲していました。(この写真は実際、弊社の土場で発見されたものです。)つまり、北海道の安平町では、大規模な火山性の土砂は堆積が終わり、その上に草木が生い茂り、緑豊かとなった場所で縄文人の方が生活をしていたということになりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

【では私の疑問(火山礫が堆積した時期に縄文人はいたのか?)の答えは・・・】

時期という意味では、人の祖先はいたけど、縄文人はいなかった!でした。

 

※ちなみに恐竜絶命は6600万年前です。

 

 

 

 

2020年5月11日