生育障害(葉が枯れてきたら?)について

もし、正に今伸びている先端の芯葉が枯れてきたら?

S(硫黄)/Ca(カルシウム)/Fe(鉄)/Mn(マンガン)/B(ホウ素)/Cu(銅)/Zn(亜鉛)などの微量元素不足を疑うべき。「微量元素 肥料」で検索すると、いろいろな肥料が検索できますので、試しに使用されてみては如何でしょうか?

古い葉から枯れてきたら?

N(窒素)/P(リン)/K(カリ)/Mg(マグネシウム)などの基本元素不足を疑うべし。特にリン酸欠乏では、トマトの下葉が枯れたり、イチゴであれば葉が小さく葉の色が濃くなるなどの現象が発生します。そのような場合、速攻性のある液体肥料を葉面散布することをお勧めします。

これらは、どのようなことかというと、まずは作物体内では、移動し易い元素と、移動しにくい元素があることを把握する必要があります。本来、移動しやすい(N,P,K)が不足してしまうと、おのずと根に近い古い葉から枯れえいくことになる。また、作物は、今、正に伸びている先端の芯葉や、肥大している果実を生かすことが優先されます。よって、古い葉は枯れていないのに、新しい葉が枯れていくということは、本来、時間をかけて徐々に移動していく(移動しにくいということ)上記の微量元素(S,Ca,Fe,Mn,B,Cu,Zn)が不足していると考えられます。

栽培する作物によって、現象はさまざまですが、何かの参考にして頂ければと思います。